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いいお母さんより、幸せなお母さんに! 北村年子さん

いいお母さんより、幸せなお母さんに! 北村年子さん

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いいお母さんより、幸せなお母さんに! 北村年子さん

いいお母さんより、幸せなお母さんに! 北村年子さん

自己尊重トレーニング・トレーナー

北村 年子 (きたむら としこ)さん

滋賀県生まれ。ルポライター。自己尊重トレーニングトレーナー。女性・子ども・ジェンダーを主なテーマに、執筆活動やラジオ・テレビ番組、講演活動などに活躍中。親と子の自尊感情を育てるための子育て支援・子育ち支援のためのセミナーや研修会を各地でおこなっている。「ホームレス問題の授業づくり全国ネット」代表理事でもあり、昨年には「第6回やよりジャーナリスト賞」を受賞。著書に「『ホームレス』襲撃事件と子どもたち」、「おかあさんがもっと自分を好きになる本」他。

不完全な自分を受け入れると生きるのがラクになる

北村さんの著書「おかあさんがもっと自分を好きになる本」を最近読んで号泣しました。小さな子を育てるお母さん対象に書いてらっしゃると思いますが、思春期の息子に苦しむ私にとっても心に沁みるものでした。きょうは北村さんが提唱される「自己尊重トレーニング」についてたくさんお話しを聞かせていただきます。何かきっかけがあって、こうした考え方をするようになられたのですか。

私自身、19年前に初めて親になって、思い通りにいかない子育てに悩む日々がありました。子どもはかわいいし、いいお母さんになりたいと思っているのに、ついイライラして「なんで泣きやんでくれないの」と、思わず手が出てしまう…。そんな自分を責めて、明日こそはと思うのに、また同じことの繰り返し…。このままではいけないと思いながら、呼吸法や瞑想を実践し、自分の気持ちを見つめ、ありのままの自分を受 け入れるトレーニングを重ねていくうちに、「いいお母さんにならなくちゃ」と頑張れば頑張るほど、私も子どもも幸せになれないということに気づいたんです。完璧をめざさず、そんなに頑張らなくても、まあ、いっかと力を抜ける「幸せなお母さん」になることが大切だったんですね。

現在、北村さんが広めていらっしゃるその「自己尊重トレーニング」とは、基本的に、どのような考え方なのでしょうか。少しご紹介いただけますか。

まず、自分の欠点やマイナス面ばかりを責めずに、自分の今あるいいところやプラス面に意識を向けて、ほめてあげること。特別に優れていることや、上手にできることを探す必要はないんです。家事や育児で普段やっていること、当たり前と思っていることを見直して、「よくやってるね」「えらいね」と、ほめ言葉やプラスの言葉をかけましょう。そのためにも、失敗もする自分を許してあげることが大事です。ポイントは不完全なあるがままの自分を認めること。それができると自然に子どものことも受け入れられますよ。

本当にシンプルな考え方で、育児書にありがちな「こうすべき」的な教えがない。それがいいのかもしれませんね。これは今思春期の息子を育てている私にとってストンと胸に落ちてきました。

私は幼少期、両親の事情で祖母や親戚に預けられて育ちました。愛情を注いでもらいましたが、いつもまわりの大人を困らせないように顔色をうかがう子でした。相手の期待に応えようとしたり、泣きたいときも涙をこらえて頑張っているような「いい子」でした。そんな自分のありのままの感情、特に「泣きたい気持ち」を抑えこんでいたからこそ、親になった時、大声で泣いて甘えてくる子が受けられなかったのですね。わ が子が手のかかる「よく泣く子」だったからこそ、教えられ、気づかせてもらえました。だから私は、成功談で本を書いたり講演したりしているわけではないんです。自分自身が悩んで苦しんで迷って失敗だらけ。誰だって完璧じゃない。でも大丈夫、失敗から学べるし、きっと成長できるよって。そういう立場に共感してくださるのかもしれませんね。

北村さんの言葉には目から鱗の名言が多いのです。「あきらめるは、明らかにみること」、「話すは、放す」、「悩みは、恵み」など、北村さんのアドバイスには気づきがいっぱいあります。子育てに悩みはつきものですけれど、それは天からの恵みなんですね?

子育ては、親となる人間の「育ち直し」のチャンスでもあります。子育ては決してひとりではできません。悩みや弱さを見せ合い「助けて」が言い合える人間関係が必要です。これまで安心して人間関係を築ける機会がなかったとしても、子どもの存在・子育てを通して、悩みを分かち合い、ありのままの自分を見せあえる仲間をつくっていきましょう。話すことで気持ちを解放できますし、願望や執着をあきらかにして心 を見つめるとふっきれます。「恐れ」を超えて、一歩踏み出してみると共感できる仲間ときっと出会えますよ。

装丁もやさしく手に取りやすい一冊。「おかあさんがもっと自分を好きになる本」(学陽書房)

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