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精神科医、作家 岡田尊司さん

岡田 尊司(おかだ たかし)

1960年香川県生まれ。精神科医、作家。現在、岡田クリニック院長(枚方市)。山形大学客員教授。東京大学文学部哲学科中退、京都大学医学部卒、同大学院高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医学教室にて研究に従事。著書に『愛着障害』『回避性愛着障害』『愛着障害の克服』(以上、光文社新書)、『ストレスと適応障害』『発達障害と呼ばないで』(以上、幻冬舎新書)、『働く人のための精神医学』『パーソナリティ障害』(以上、PHP新書)、『母という病』(ポプラ社)、『マインドコントロール』(文藝春秋)、『愛着崩壊』(角川選書)など多数。小笠原慧のペンネームで小説家としても活動し、『DZ』『手のひらの蝶』『風の音が聞こえませんか』(以上、角川文庫)などの作品がある。»  岡田クリニック公式サイトはこちら

子どもの問題解決には、まず親の変化から。

「愛着障害」というテーマでたくさんご著書がございます。何がきっかけで執筆を始められましたか?

医療少年院で精神科医として長く務め、そこで罪と病という二重の困難を抱えた少年たちと向き合ってきました。精神障害や発達障害をもち、育った環境も過酷で、大変な子が多かったです。でも、初めは強がって突っ張っていても、だんだん彼らが育ってきた中で傷ついてきたことがわかります。家庭環境の問題は大きいと昔から言われ、単なる「環境の問題」と捉えられてきた。しかし「愛着障害」という視点をもつと、もっと深い意味が見えてきました。子どもたちへのアプローチも変わり、難しいケースの回復にも役立ちました。4年前にクリニックを開業し、子どもの症状だけを診るのではなく、親子の関係を見直すことで、根本的な改善をはかっています。一般家庭のケースでは、ずっと容易に回復することを実感しています。

具体的にどのような親子関係になると、問題が改善されるのでしょうか?

虐待までいかなくとも、親の期待やルールで子どもを縛って、子どもが行き詰まりを感じているケースが多いのですが、そこに親は気づいていない。子どもの問題というより親が子どもの「安全基地」になれず、その結果、愛着が不安定になっている。大人は何か問題が起こった時に「問題を解決すればいい」と思いがち。症状があったらそれを改善すればいいという、いわば対症療法です。でも、それでは改善しない。むしろ、肝心なのは親が「安全基地」になって、愛着を安定化することなのです。

例えば、子どもの不登校という問題に直面した時にはどうすべきですか?

とにかく学校へ行ければ問題は解決するので、そのために何か方法はないか?と、心配された親御さんが訪ねてこられます。しかし、子どもの背景をよく探ってみると学校や家庭が安全基地になっていない場合が多い。愛着の面で傷を受けてしんどくなっている。その現れ方の一つとして、学校に行けなくなっている。安全基地としての機能を高めていく働きかけをすると自然に元気になっていく。学校がそもそもその子に合わないというケースもありますから、学校へ行けるようになるのが、必ずしも解決ではなく、その子がその子らしく生きていけることが大事。そのためには、子どもが親に本音を出せるような関係を作っていくのが大切です。

子どもに良かれと思って言ったりやったりすることが逆に足枷になるのでしょうか?

親の期待、こうすべきだということが子どもはわかっているので、そこに呪縛されてしまう。安全基地としての機能を高めることで関係改善して愛着の土台がしっかりしてくると元気になる。愛着は「執着」という捉え方をされることもあります。なぜそこまでこだわるのかというと、命の源そのものだからです。たとえば植物にとったら水や太陽と同じような命の源。しっかりと養分を与えられていれば放っておいても伸びていくものです。

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