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耳の聞こえない映画監督 今村彩子さん

今村 彩子(いまむら あやこ)

Studio AYA代表/名古屋市出身
愛知教育大学卒業/大学在籍中にカリフォルニア州立大学ノースリッジ校に留学し、映画制作・アメリカ手話を学ぶ。現在、名古屋学院大学・愛知学院大学で講師をする一方、ドキュメンタリー映画制作で国内だけにとどまらず、アメリカやカナダ、韓国、ミャンマーなど海外にも取材に行く。主な作品である「珈琲とエンピツ」(2011)は全国の劇場で公開された。作品CMは第48回ギャラクシー賞CM部門に入賞する。東日本大震災の被災した聞こえない人を2年4ヵ月間取材し、「架け橋 きこえなかった3.11」(2013)を制作。ドイツの日本映画専門映画祭でニッポンビジョン部門 観客賞を受賞。全国各地で上映・講演活動をしている。 »  今村 彩子 公式サイトはこちら

家族の死がきっかけとなり自転車で日本縦断の旅へ。

新作「Start Line」マスコミ試写会で観覧して、これは多くの同世代、特にお母さんに観てほしいと感じました。本作は何がきっかけとなって撮影することになったのですか?

この作品は、個人的に自転車にハマっていたこと。私の母と祖父を続けて二人亡くしたことがきっかけとなりました。自転車で沖縄から北海道まで57日間、日本縦断の旅をします。映画館で上映された作品は3作目となりますが、撮影してきた作品としては27作目です。大学生時代から撮り続けて17年になります。

台湾にも似ている作品があると知人から聞きましたが、伴走者テツさんや、奇跡的に出会う聴覚障がいのオーストラリア人ウィルのような登場人物は真似できないのでは?

その台湾の作品は、私も知っています。同じ自転車のロードムービーでも中身は全然違います。伴走して撮影してくれたのがテツさんだからこそ、この作品はできました。プロのカメラマンに撮影してもらうことも考えましたが、撮影は素人であっても自転車屋のテツさんは、私のダメなところも全部指摘しながら臨んでくれました。撮影をお願いしたのは、いい選択だったと思います。

テツさんとの本気のぶつかり合いは何度も胸が熱くなりました。この作品のテーマはコミュニケーションですが、一番伝えたいことはどんなことでしたか?

コミュニケーションは言葉だけでなく、相手の表情や雰囲気もあります。聞こえないから情報を知ることができないと、ある時まで私は思っていました。でもオーストラリア人の聴覚障がい者 ウィルに出会ってから、彼の方が異国でコミュニケーションを取るのはもっと大変のはずなのに、うまく皆の輪の中に入っていけて楽しそうにコミュニケーションできていることに衝撃を覚えました。旅の最後3日間は私にとってはツライものでした。自分はなんてダメなんだろう……と落ち込みました。

そこから這い上がって気づきがたくさんありましたよね。自分でカメラも回して編集も手がけられ、この作品テーマは最初から明確にあったものですか?

カメラを回した時間は349時間31分。この編集は膨大にあって大変でした。旅を振り返りながらの作業は、自分のカラダを自分で手術するような痛みを伴うもの。辛いことですが膿を出していると感じました。本人は冷静に見られないこともあったので、フリーのディレクターにも加わってもらって本格的に編集に臨みました。
20歳の頃からずっと作品を撮り続けていますが、コミュニケーションがうまい人がいると自分と何が違うんだろう?といろいろ観察する癖があり、そこに一番興味を持っていたのです。「珈琲とエンピツ」(2011)は、自分で壁を作らない人を描いています。その魅力をもっと知りたい…というのが撮るきっかけでした。そういうことが毎回作品テーマの根底にあります。そして、これからもドキュメンタリー映画にこだわり続けます。

9月3日新宿K’s cinemaより全国各地で順次公開。

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