お笑いの世界では、最年少ですね。そもそもお笑い芸人として活躍することになったきっかけは?もともと素質もおありだったと思いますが、何か変化はありましたか?
(母)
上のお兄ちゃん航基が4歳頃の時に、松竹芸能のスクールに通い始めました。幼稚園の運動会やお遊戯会のような催しがあると、いつもは明るく楽しい伸び伸びしている子のはずが、周りの空気が違うと察知して固くなって楽しめないのを見て、いつも通りにできるといいな~と思いまして。たまたま新聞広告で松竹芸能のキッズスクールを見つけて、こういうところに通ったら少し変化があるかも、と応募しました。週1回日曜日に習い事のように通って、楽しんでいたら、弟の旺志郎も一緒に通いたいといいだしまして。3歳から一緒に行き始めました。スクールに通ったことで、人前でも伸び伸びできるようになりました。CMやドラマにも子役出演させてもらっているうちに、お笑いの仕事も加わって。なので、今テレビにたくさん出演させていただいてますが特別なことではなくて、これまでの延長なのです。
(兄)
最初の仕事はCMだったけれど、監督さんがめちゃ楽しい人で全然緊張せえへんかった。CMは細切れで撮るから覚えなあかんセリフも多ないし。大変なことは全然なかった。先輩の芸人さんも、いっぱい遊んでくれるし。1日に2回公演あったら間に1~2時間空くから、ショッピングモールへ遊びに繰り出してみたり。一番遊んでくれるのはオジンオズボーンさん。
(弟)
昨日、のろしさんの単独ライブを見に行ったんやけど、めっちゃおもしろかったわ。
(兄)
そうそう。この間仕事で東京へ行った日にちょうどオジンの単独ライブがあったから観せてもらった時も、めっちゃ面白かった。
仕事というよりも、めっちゃ贅沢な遊びで楽しんでいるようでうらやましいですねー!学校とか他の習い事とかはどうされているんでしょう?
(母)
全然普通の小学生です。勉強がよくできるなんてことはありません(笑)。習い事は他にスイミングをやっています。
(兄)
学校も仕事もどっちもそんなに大変じゃないかな。
(弟)
スイミングはね、航基のほうが格上やな。赤帽と白帽なんやけど、赤はな白や黄を経てうまいんや。
ちょっと難しい質問ですが、お笑いの世界で一番大切なことってどんなことだと思いますか?
(兄)
自分が笑っていることが大切だと思う。自分が笑ったら、相手も笑ってくれる。ネタがおもしろい……というのもあるけれど、まず、自分が楽しまないと。おもろいから相方も笑うんや。だから、自分自身が笑わなあかん。
すごく大人っぽい感受性ですね。なかなか4年生でこうした考え方は生まれないと思うのでスゴイと思います。うちにも小学5年生の男児がいますが、屁理屈大魔王で航基くんのようにきちんと言葉でポリシーを語ることはできないです。
(母)
屁理屈大魔王なら、航基も金メダル級です(笑)。旺志郎も負けじと最近は賞レースです。
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