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環境活動家 露木しいなさんグレタさんとの写真
常にやりたいことがあり、自分で道を決める。グレタさんとの写真

小学生の頃に山村留学をされたとか。どうしてそこを選択されたのですか?

自分の意志で行きたいと思って、行かせてもらいました。山賊キャンプという短期間キャンプ企画に参加したのがきっかけです。「このキャンプの1年版企画がある」というのを聞いて、参加したい!と思ったんです。それが「暮らしの学校だいだらぼっち」という1年間の山村留学でした。キャンプも留学も同じNPO法人(正式名称はNPO法人グリーンウッド自然体験教育センター)が運営してます。長野県の泰阜村(やすおかむら)という場所には、毎年日本中から何千人も集まって来ます。「暮らしの学校だいだらぼっち」は、学校という名前がついているだけで寮生活をする場所。泰阜村にある現地の公立小学校へ通います。寮では全国から集まった小中学生で生活を営みます。私は小学4年生から5年生の時に山村留学をしました。

小学4年生!親元を離れての生活は勉強以上に多くのことを身に着けられますね。そこでの1年間、どんな体験が一番印象に残っていますか?

日々の生活です。ある日突然集まってきた子と生活をするだけでなく、生活を作り上げる。具体的に何をするかというと、三食子どもたちだけでご飯を作るのは当たり前ですが、例えばゴミ出し、犬の散歩、お風呂掃除とかもローテーションで回していこうという会議を開いたり。1年のスケジュールをどうするか?を話し合ったり。「だいだらぼっち」では自分でモノを創り出すのがほとんどなので、畑や田んぼを耕して、毎日五右衛門風呂を薪で焚いてお風呂に入ったり。そうした毎日が印象深いものでした。

すごい!原始的な体験でしたね。何人くらいで生活を?まとめる先生みたいな大人は介在していたのですか?

「だいだらぼっち」は、小学3年生から中学3年生までの子どもが参加しています。私はちびっ子のほうでした。1年目が8人、2年目は17人いました。まとめる大人はいないです。ただ全員が子どもですので、身の危険を管理してくれるスタッフさんはいて、その人たちが口出しすることはないんです。話し合いをするにしても書記、司会、など子どもたちが役割分担をします。ちなみに、2歳下の私の妹、7歳下の弟も、それぞれここへ山村留学体験をしました。

小学生での山村留学、そして高校受験での留学も、積極性がズバ抜けてありますよね。高校でもユニークな教育を受けられた?

基本的に変わらないのは目立ちたがり屋で、すぐ行動するし、体を動かしたいタイプ。山村留学は自分が行きたいという意思がないと参加できないんです。つまり、親が行かせることはできない。行きたいという子どもには親無しでスタッフと面接があります。そこで本音を聞いて、子どもの意思が固ければ行かせてもらえます。

中学生になって国語・英語・数学・理科・社会という5教科の勉強はすごくできなくて、英語も成績は1でした。唯一得意なのは美術と体育。裁縫や料理も好きでした。クリエイティビティはあるし、体を動かすことは得意。英語は1でしたが話せるようになりたかったし、勉強したくてお母さんに相談したらたまたま見つけてくれたのがインドネシア・バリ島にある「グリーンスクール」でした。そこは最先端エコスクールと言われていて、教科書がない中で授業や、皆パソコンで紙を極力使いません。私が通っていた時は42カ国の子どもたちが世界中から集まっていました。幼稚園より年齢の低いプレスクールから高校まであるので全校生徒数は、私の時は500人くらい。高校のクラスは22名。高校3学年全体で100人いるか…という規模でした。印象的なのは、やはりダイバーシティ、多様性。世界中から集まってきた子が当たり前にいて、その中で生活をすると視野も広がるし、自分がやっていいと思える範囲が広がるし、周りから受ける刺激も多かったと思います。

グリーンスクール内装

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