中学で陸上、高校でも?なわとびへの想いは抱き続けていたのですか? 中学では陸上、高校では水泳をやりましたが、なわとびほど夢中になれず情熱は薄かったです。ラッキーなことに、僕の入った高校が体育の授業でなわとびをする学校でした。これって100分の1くらいの割合で、そこでなわとび熱が再燃しました。 なわとびから離れて今度はなわとびがヒジキさんを追ってきた展開ですね。高校卒業後は? なわとびをやりたいけれど職業にする概念もなく、その頃は決められた職業に就くという考えでした。夢中になれるものが見つからず、とりあえず大学へ行ってから見つけようと受験勉強をして進学しました。入学後に仲良くなった友達が戦闘レンジャーの黄色役を演じていたんです。それに刺激を受けて、僕もやってみようと役者を目指しました(笑)。 ウルトラマンとか似合いそうです。大学生時代は役者やモデルなんかも兼業で? オーディションを受けては落ちて落ちて落ちまくり。18歳から23歳までの5年間は、人生の暗黒期と呼んでいます。大学時代はただひたすらバイトしながらオーディションを繰り返し、卒業後もその繰り返しでした。 あまりにも落ち続け、いいことがなさ過ぎて自分が本当に何をやりたいのかわからなくなった23歳の時、今何とかしないと人生ボロボロになると思い、立ち止まって考えた結果「そうだ!なわとびが得意だった!」と思い出し。インターネットで真剣に調べてみると、見たこともない技をする海外のなわとびプレーヤーの動画がヒットし世界大会もあることを知りました。なわとびの先にある世界を知って、本気でやりたいのはなわとびだ!これで世界一を目指そう!と思い立ち、人生の行く末など何も考えずに、ただなわとびでてっぺんを取ろうという想いだけでなわとびの世界へ飛び込みました。 オーディションに落ち続けて、なわとび熱再燃はドラマですね。真剣に始めてどうされたんですか? たくさんのアルバイトをしながらなわとびをしてました(笑)。これまで体験したバイトの数なら誰にも負けません(笑)。 まだ建設中の六本木ヒルズ工事現場でセメントや砂を運んだり、引っ越し屋、ピザ出前をしたり、コンビニ店員、冷食食品倉庫の管理、交差点で24時間走る車の数をカウント、携帯電話の組み立て工場のラインに入ったり…など、29歳までありとあらゆる仕事の経験を経て、その後出張なわとび指導の可能性を確信し、チームなわとび小助を立ち上げました。TVCM出演などを機に、様々なお仕事を頂くようになり、なわとびを職業として確立することができました。周りの友人は大手企業に就職が決まっていく中、僕はオーディションに落ちまくる日々でしたが、自分の進むべき道を見つめ直し、再びなわとびと出会えたんです。 |
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