ピアノ以外に習い事は何かされていましたか? バレエを5歳から9歳まで、剣道を小4から小6まで、合唱団は小4から中2までやっていましたね。私は好奇心旺盛で、体を動かすのが好きで、やってみたいことはやらせてもらっていました。昔から負けず嫌いなので、コンクールやオーディションなど勝負事は燃えました。音楽に合わせて何かするのがすごく好きでした。弟も剣道やピアノをやっていて、下の弟は剣道で大学も推薦入学でした。 たくさんいろんなことさせてもらえて幸せな環境でしたね。今、何か注目しているニュースはありますか? YouTubeをよく観ています。それで生計立てている人がいるなんてスゴイですよね。いろんな国を旅するYouTuberのはおもしろくて、ひとりでその国に行って現状をダイレクトに発信して、そのままを写している。レポートしている内容もリアルでおもしろい。チャンネル登録しているYouTuberの動画は必ずチェックしています。 うちの大学生の息子もそうですが…鳴神さんくらいの世代からもうガラッとテレビを観なくなっているとは…私も全然テレビ観ませんが(笑)メディアが完璧に入れ替わりました。では、習い事を考える親にアドバイスするとしたら? 私は習い事で頭を使ったり、体を動かしてきたことが、今でも役に立っているし思い出に残っています。子どもが興味あることを聞きだして、その子に合うような習い事をさせるのはすごく良いこと。いろんなチャレンジをすることで、良い影響がある。うちの親は三人三様、子どもの個性を伸ばす教育をしてくれました。私は小・中・高と習ってきたピアノの先生にビシビシ叱られてきました。そのおかげで簡単にあきらめない癖もついた。うたれ強さには自信があるし、しぶといと言われます。それも習い事で修得できたことです。 映画「がんになる前に知っておくこと」の最後の場面で、美しくピアノを演奏するシーンが印象的ですが、映画について最後に一言お願いします。 最後に弾いているのは、バッハのゴルトベルク変奏曲という曲です。やさしく繊細なメロディで、監督が提案してくださって、よくよく聴いてみるとこの作品に合っていました。私と同世代の方にとっても、わかりやすい映画だと思います。がんは暗いとか怖いわけでない。もし何かあった時でも、いろいろな人や場所のサポートがあることを知っておくと心強く感じられるはずですから。 ---ありがとうございました! 2019年1月取材・文/マザール あべみちこ 鳴神 綾香 映画紹介
東京・新宿K’s cinemaにて1月22日(金)まで公開中。ほか、全国順次。新宿K’s cinemaでの上映期間中、出演者によるゲストトークも開催。 |
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