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文月悠光さん

文月 悠光(ふづき ゆみ)

詩人。1991年北海道生まれ、東京在住。中学時代から雑誌に詩を投稿しはじめ、16歳で現代詩手帖賞を受賞。高校3年生のときに発表した第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』(思潮社)で中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少18歳で受賞。早稲田大学教育学部在学中に、第2詩集『屋根よりも深々と』(思潮社)を刊行。2016年、初のエッセイ集『洗礼ダイアリー』(ポプラ社)、第3詩集『わたしたちの猫』(ナナロク社)を刊行する。最新刊はエッセイ集『臆病な詩人、街へ出る。』(立東舎)。NHK全国学校音楽コンクール課題曲の作詞、詩の朗読、詩作の講座など広く活動中。 “文月悠光”は14歳のときに詩を投稿するために考えたペンネーム。»  文月 悠光 公式サイトはこちら

図書館と詩集で育んできた想像の翼。

文月さんの詩、数年前に朝のラジオ番組で朗読をお聴きして、勝手に共感共鳴してからずっとインタビューの機会を狙っていました。いつ頃から詩の創作を意識するようになったのでしょう?

空想するのが好きな子でした。幼稚園の年長くらいから1ページ1コマの、絵本と漫画を掛け合わせたお話を創っていました。それが文章として成り立つようになったのが小学2年生の時。仲の良かった友達が「いっしょに童話集をつくろう」と言ってきて、その子が書いた文章に私が続きを書き、その続きをまた友達が…というリレー小説のような遊びがすごく楽しかった。そのうち「私も書きたい」「絵は私が描く」という子が現れて。一方で自分ひとりでも小学3年生から書くようになって、周りの友達や先生に感想を書いてもらったり、そういう物語に関する遊びを真剣にしていました。

早熟でしたね。日記も書き続けていたとか?毎日書きたいことが溢れていた?

日記は小学4年生で始めて、結果的に日記が詩を書くきっかけになりました。日記は長い文章で書くものと思っていましたが、小学生の日常って同じことの繰り返しで、それほど大きな事件があるわけでもなく、もっと端的に日々感じていることを書けたらいいなというのがあって、たまたま詩と出会いました。詩なら自分も真似して書けるかもしれないと思ったのです。

ご家庭は、例えば本棚にびっしり詩集が置かれていた環境でしたか?

家にはそれほど本があったわけでなく、母も本が好きな人ではありませんでした。学校の図書館と、父が2週間に一度近隣の図書館に連れて行ってくれて、それが大きな影響を与えてくれたように思います。私の感性はほとんど札幌市中央図書館で培われたものです(笑)。買う場合は制限が掛かりますが、図書館でなら何を選んでもいい、何を読んでもいいという状況でした。絵本を飛ばして、小学3年生頃から本の虫になり、家族旅行でも車の中で本を開いて読んでいたので「本なんか読まないで周りの景色をみなさい!」と叱られたことも(笑)。

すごくユニーク。本の世界からスポンジのように言葉を吸い取られたのですね。中学からブログも始められて、そこから作品も発信するように?展開が早いですね!

当時は芸能人ブログが出始めで、誰もが気軽に情報を発信できた。その前から無料HPを作って作品は出していたのですが、詩の投稿サイトを見つけて、そこに投稿するようになってから他の投稿者ともメールで情報をやり取りするようになって、ある方から「現代詩手帖」を読んでみてはどうか?と助言してもらえました。私が住んでいた小さな町では、1冊2000円もする詩集の取り扱いはなくて、定期購読で読むほか、大型書店に連れて行ってもらった時は、この機会を逃すまいと。服を買うためにもらったお金で、本を買ってしまったこともありました。

物語が大好きで友達との遊び方も創作中心(小4の終わり頃)

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